グリチルリチン酸2K・グリチルリチン酸ジカリウム・グリチルレチン酸ステアリルの違いとは?

グリチルリチン酸~から始まる似たような名前の成分の違いとは?

化粧品やシャンプーなどをご購入されるときに、全成分の表示を確認されると、

    • グリチルリチン酸2K
    • グリチルリチン酸ジカリウム
    • グリチルレチン酸ステアリル

と言った成分を見かけることはありませんか?

 

どれも似たような名前ですが、すべて同じ効能と成分なのでしょうか?

 

気になりますよね!

 

そこで、この成分を配合している化粧品メーカーの公式サイトをはじめ、いろいろな関連HPを調べてみると、以下のようなことが分かりました!

グリチルリチン酸とは?


グリチルリチン (glycyrrhizin) またはグリチルリチン酸は、漢方の原料としても知られるマメ科植物カンゾウ(甘草)の根茎から抽出して得られる成分です。

 

画像は、乾燥したスペインカンゾウの根になります。

(画像:「Wikipedia」より)

 

原料となる”甘草”は、薬用植物として世界中で利用されており、「生薬の王」とも称されるほどの効能効果が認められています。

 

なんと、日本国内でも、発売されている漢方薬の約7割に用いられているそうです。

 

また、甘草は、スクロース(砂糖)の30から50倍の甘みを持ち、食品にも利用されることがあります。

 

グリチルリチン酸は、漢方なら、肝機能障害、アレルギーに有効であるとされ、内服薬あるいは輸液に製剤化されています。

 

グリチルリチンを加水分解して得たグリチルレチンは、その消炎作用から目薬として用いられたりします。

 

グリチルリチンやその他の甘草から得られる物質は、消炎作用や美白の効果を持ち、現在は、医薬のみならず、化粧品や医薬部外品の原料としても利用されるようになりました。

【まとめ】

原料を甘草とするグリチルリチン酸を用いた化粧品・スキンケア商品に配合された時の効果効能は、その消炎作用からニキビや美白ケアなどに用いられることが多い。

 

特に、抗炎症、抗アレルギー作用から慢性、急性の皮膚炎に対し著しい効果があり、ニキビや肌荒れのケアなどに効果的な成分です。

 

グリチルリチン酸2Kとグリチルリチン酸ジカリウムは同じ成分?

グリチルリチン酸に、カリウム(K)が2個くっついたのが、

 

グリチルリチン酸ジカリウム(又はグリチルリチン酸2Kと簡略表記)で、

 

塩の形にして水溶性にしたものなので、

 

グリチルリチン酸2Kとグリチルリチン酸ジカリウムは同じ成分

 

ということになります。

 

グリチルリチン酸2Kとグリチルレチン酸ステアリルの違いは?

☆グリチルリチン酸2kとは?
カンゾウ根エキスを主成分としたグリチルリチン酸にカリウムを結合した水溶性のグリチルリチン酸の誘導体
用途:日焼け止めや化粧水、コスメ、風邪薬、シャンプー、点鼻薬、点眼薬、鼻炎用内服薬など、化粧品から医薬品まで、幅広く使用されています。

 

☆グリチルレチン酸ステアリルとは?
カンゾウ根エキスを主成分としたグリチルリチン酸にステアリルアルコールをエステル結合することで油溶性にしたグリチルリチン酸の誘導体
用途:スキンケア化粧品、ハンド&ボディケア製品、リップケア製品、メイクアップ化粧品、日焼け止め製品、洗顔料&洗顔石鹸、シート&マスク製品など。

 

※グリチルリチン酸の働きは、おもに抗炎症作用になります。

その効果は、グリチルリチン酸2kに比べ、グリチルレチン酸ステアリルの方が作用が強く、抗アレルギー、抗菌、美白等の効果もあります。

作用の強弱の違いはあれど、効能に関しては、グリチルリチン酸の働きについては同じなので、効能も同じということになります。

 

 

【まとめ】
・グリチルレチン酸ステアリル・グリチルリチン酸2K・グリチルリチン酸ジカリウムの3つとも、効能は同じ。

 

・グリチルリチン酸2K(簡略名)とグリチルリチン酸ジカリウムは、同じもので、表記が異なるだけ。

 

・グリチルリチン酸2Kは、水溶性のグリチルリチン酸の誘導体で、グリチルレチン酸ステアリルは油溶性のグリチルリチン酸の誘導体。

 

・グリチルリチン酸2Kよりも、グリチルレチン酸ステアリルの方が、作用が2倍くらい強いとも言われている。

 

グリチルリチン酸2K配合と表記のスキンケアについて

スキンケア商品の成分表に、グリチルリチン酸2K配合と表記のものは、「グリチルリチン酸2K」について、どのような効能をPRしているのでしょうか?

 

一部をご紹介しながら、見ていきたいと思います。

【グリチルリチン酸2Kと表記】
医薬部外品【Acnepiatto(アクネピアット)】

「グリチルリチン酸2K」は、肌荒れ、ニキビケアとして配合の植物エキス。

と、説明。※「アクネピアット」公式サイトより一部抜粋

 

 

ニキビケア専用化粧水&BBクリーム(医薬部外品)

満足率95.4%!【テアテ】

テアテには、ニキビの炎症を抑える「効果がある」と証明されました。(第3者機関による効能評価試験により)

と、説明。※ニキビケア「テアテ」公式サイトより一部抜粋

 

赤ちゃん用・UVカットもできる保湿クリーム【エンジェルUVスプレー】

肌に潤いを与えながらキープする。

と、説明。※保湿クリーム【エンジェルUVスプレー】公式サイトより一部抜粋

 

デコボコ肌用美容液【薬用アクレケア】

《甘草エキス》肌に優しく赤みケア

甘草は、敏感肌の方にもよく使われる薬草の根や茎から抽出される成分(グリチルリチン酸2K)です。

気になる赤みをケアして、ニキビ予防の嬉しい作用も。

と、説明。※デコボコ肌用美容液【薬用アクレケア】公式サイトより一部抜粋

 

グリチルリチン酸ジカリウム配合と表記のスキンケアの場合


【グリチルリチン酸ジカリウム配合】
*ニキビ跡のお悩みなら!【パルクレール美容液】(ニキビケア)

ニキビに効く有効成分として、よく知られているのが「グリチルリチン酸ジカリウム」です。

ニキビを防ぎ肌を清浄し、皮膚に潤いを与えすこやかに保ちます。

と、説明。※「パルクレール」公式サイトより一部抜粋

 

 

プロアクティブ・保湿ジェル状クリーム スキンコンディショニング セラム 30g 

肌荒れやニキビを予防します。

プロアクティブ+は、乾燥によるニキビのケアに優れているだけでなく、大人の肌悩みに多いニキビ跡のケアにもその効力を」発揮します。

と、説明。※「プロアクティブ」公式サイトより一部抜粋

 

サンスター株式会社の【エクイタンス】 ホワイトロジーエッセンス(美白)

シミのきっかけとなる炎症を抑える。

と、説明。※サンスター株式会社の【エクイタンス】 公式サイトより一部抜粋

 

【NALC薬用ヘパリンハンドクリーム】

薬用有効成分のリチルリチン酸ジカリウムが、手荒れ、しもやけ、ひび、あかぎれ、ニキビまで、バッチリ防ぎます。

リチルリチン酸ジカリウムは、植物である甘草由来の成分で、天然の抗炎症成分が、手荒れから守ります。

と、説明。※【NALC薬用ヘパリンハンドクリーム】公式サイトより一部抜粋

 

グリチルレチン酸ステアリル配合のスキンケアの説明文

*幹細胞エキス配合!エイジングケア・美白・保湿の3役を果たす美白クリーム【AGEST】

グリチルレチン酸ステアリルは、甘草根由来の薬用成分。

保湿力が高くバリア機能をサポートし、ダメージを受けた肌の肌サイクルを整えることでメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。

と、説明。※ 美白クリーム【AGEST】公式サイトより一部抜粋

 

*南フランス産 杏仁オイル【APRIAGEオイルS 】

《甘草エキス》

甘草から採れるエキス・グリチルレチン酸ステアリル。紫外線などによって炎症をお起こした肌をやさしく鎮め、肌荒れを防ぎます。

と、説明。※南フランス産 杏仁オイル【APRIAGEオイルS 】公式サイトより一部抜粋

まとめ

いかがでしょうか?

「グリチルリチン酸~・グリチルレチン酸~」から始まる成分の効果効能には、

    • ニキビやニキビ跡、肌荒れ、ニキビの赤みなど、炎症を鎮めて肌を整える
    • 手荒れ予防
    • 美白予防

 

などの効果があり、天然の植物由来のエキスなため、赤ちゃん製品からでも配合されるような安心の高い成分であることが分かりました。

 

このほかにも、シャンプーや育毛剤、痔の薬など、用途は幅広く使用されています。

 

表記も、「グリチルリチン酸~・グリチルレチン酸~」だけでなく、「甘草エキス」というのも多くあります。

 

紛らわしいですが、原料は同じですので、作用も同じです。

 

一緒に配合するその他の成分・配合割合によって、効果の感じ方に差があるかもしれません。

 

ニキビ・美白には欠かせない安心の高いエイジングケア成分ということですね!


ーPRー
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